失敗が怖くて避けていたら、何もできなくなってしまっていた

人生

「失敗するのが怖い」

「新しいことを始めるのが不安」

みなさんの中にもそう思ったことがある方はいるのではないでしょうか。

私もとにかく不安になりがちで、失敗を恐れてきました。

そして失敗や新しいことを始めるのを恐れていたら、何もできない自分になってしまったことを社会人になってようやく気づきました。

今はそんな自分を変えていこうと、少しずつではありますが、試行錯誤しているところです。

今回は失敗を恐れ、行動できなかった理由や、いま改善に向けて取り組んでいることを書きたいと思います。

失敗することが悪いと思っていた

失敗=悪いこと。

私は子どもの頃からそんな風に思っていました。

そして社会人になるまで、なかなか新しい一歩を踏み出せず、多くの挑戦の機会を失ってきてしまいました。

もちろん、そんな風になったのは、自分の責任ではあるのですが、環境的な要因も少し影響していると思います。

それは、小さい間違いとか失敗に対して、理不尽に怒られたりしたことだと思います。

私は、小学生の時、少年野球をやっていました。

全然上手ではなかったけれど、放課後とかに友達と野球したりしていたので、野球自体は好きでした。

でも、練習がある土日はなぜか苦痛でした。

あの頃は、野球が嫌いだと思っていたけれど、今思うと、別な理由があるとはっきり認識しました。

それは、守備でエラーしたり、打席で三振、特に見逃し三振をしたりすると、すごく怒られて、それが嫌だったんだと思います。

プロ野球選手ですら、エラーはしますし、三振もします。

すごく打てるバッターでも3割打てればよい方です。

素人の子どもだったら、余計エラーしたり、打てないのって当たり前なんですよね。

なのに、そんなんで怒られたら、野球が好きという感情よりも、行きたくないという気持ちの方が強くなってしまいます。

結局小1ではじめた野球は小4でやめてしまいました。

もちろん、根性なしと言われたらそれまでなんでしょうが、失敗を恐れて野球が楽しいという一番大事なことまで、忘れてしまったのは悲しいことだと感じています。

また、子どもだったので、真に受けてしまうのは仕方がないですが、受け流せしたり、軽く考えたりできればまた違う人生になったかもしれません。

やる前から頭であれこれ考えてしまっていた

やったことがないことを始める際に、不安な感情が出るのは普通のことだと思います。

でも、「なんとかなる」くらいに考えて、一歩踏み出してみるのが重要なことです。

しかし、私はそれができませんでした。

おそらく、それは予想外なことが起きたとき、臨機応変に対処できないのではないかという強い不安が襲い、できない自分に直面するのが怖かったんだと思います。

やる前からそんなことを考えていたら、不安になるのは当たり前ですよね。

それのせいで、幾度となく、成長の機会や新しいことに挑戦する機会を失ってきました。

例えば、私は大学生の時、取ってみたい少人数授業がありました。

自分が興味あるのなら、オリエンテーションに行ってみればいいのにも関わらず、あれこれ考えて、結局行きませんでした。

それは、「人数が数人しかいなかったらどうしよう」とか「単位落としたらどうしよう」とかそんな超どうでもいいことを気にしていました。

そもそも少人数授業なんだから、少なくて当然じゃんって感じですよね(笑)。

あと、単位なんて落としたってどうでもよくて、それ以上に臆することなくプレゼンテーションができるようになったり、新しい知識を得ることの方が重要なことです。

それを理解できなかった自分がとても悔しかったです。

それ以外にも、新しいバイトをはじめることができなかったり、大学主催の語学研修に参加をためらうなど、多くの機会を失ってしましました。

何もできない自分しか残らなかった

このようにして、多くの不安な感情や失敗から逃げてきた私は、あまりにも大きい跳ね返りがきました。

人付き合いや課題を解決する力、新しいアイディアを出す力など、社会で必要なものを、あまりにも得られていないことがわかりました。

知識や経験がなければ、困難にぶつかったときに、どのように解決していいかわかりません。

そして、それを解決する方法を今から作っていかなければいけないので、本当に大変です。

でも、不幸中の幸いは、まだ取り返しがつく年齢で気づくことができたということです。

「自分は何もできない」、それなら、できるようにすればよいのだと思って、少しずつ前に進む努力をしています。

小さいことからはじめる重要性

失敗や不安で行動できないと思ったら、何か小さいことからはじめるのがよいと感じるようになりました。

一番よくないのは、不安だからといって何もしないでいることだと思います。

私もそういうタイプなので、勇気がいりました。

でも、自分ができそうとか、興味を持てそうなところからはじめようと思って、何とか動こうとしているところです。

最近だと、アルバイトに応募できるようになったことでしょうか。

私は大学生の頃、アルバイトですら、あれこれ考えて、新しいバイトをしたりしませんでした。

4年間務めたところがもちろん居心地がよかったというのもありますが、、、

でも、不安や失敗に対する耐久力をつけることは、まだ道半ばです。

アルバイトをはじめたはよいものの、仕事で間違えたりするのを怖がったり、お客さんとコミュニケーションを取るとき、緊張してしまったりしてしまいます。

でも、これがもしできるようになったら、またできることが増えて、小さいですが、自分の自信につながっていくかもしれないと思っています。

私は海外旅行に1人で行ったりするなど、まだやってみたいことがあるので、少しずつできることを増やせるようにしていきたいと思っています。

まだまだ未熟ですが、少しだけ動けるようになったのは、ある本を読んだことがきっかけです。

その本を紹介したいと思います。

橋下徹(2020)『異端のすすめー強みを武器にする生き方』

この本を読んで、行動する重要性、自分の人生に納得できる生き方をすることが大事なんだと感じました。

とても勇気づけられる本なのでぜひ読んでみてください。

まとめ

いかがでしたか。

不安や失敗は誰にでもあることです。

でも、何もしないと後から後悔してしまうかもしれません。

私も小さいことですが、ようやく動けるようになってきたので、いろいろな経験を積んでいけるように頑張りたいと思います。

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