「もう就活の時期かー」
「就活したくないなー」
こんな風に思ったことがある方は多いのではないでしょうか。
私は就活に大失敗し、新卒で入社した会社を1年で辞めてしまいました。
1年で辞めると、転職もうまくいかず、大変な毎日を過ごしています。
みなさんには、そんな思いをしてほしくないので、私の失敗談を読んで、どうするか参考にしていただけたらと思います。
私の就活生時代を振り返る
私は2022年卒の文系大学生でした。
主に就活をはじめるのが大学3年生の時期だと思いますが、その年は2020年、コロナウイルスがはやった年でした。
私は3年生の夏頃に自己分析や会社説明会に参加しはじめたりしました。
特にやりたいこともなかったので、業種を限定せず、様々な企業の説明会に参加しました。
一通り参加してみて思ったのが、「どの会社の説明も似ているし、自分がやりたいこともわからないなあ」という感じでした。
そして、そんな感情になるのはどうしてなのかを考えると、「就活したくない」ではなくて、「働きたくなかったからです。」
そんな状況では就職活動に身が入るわけがありません。
時間だけが過ぎていき、エントリーが本格的にはじまる2月頃になっても、全くやろうとしませんでした。
私がその頃していたことは英語の勉強でした。特にTOEICで高得点を取りたいと思っていて、勉強していました。
そのため、本当に就活するのが嫌だったんです。
でも結局、就活しないといけないという義務感から一周遅れで4月頃からエントリーをしていきます。
しかし、書類が全く通らない。そして、書類が通っても面接で落とされる。
やらされてる感でやっていたので、当たり前の結果です。
結局、グダグダな感じで9月頃に内定をもらった企業に入社を決めました。
こうして、私の就活は終わりました。
就活生時代の後悔
私は就活した時の頃をすごく後悔しています。
それは、自分の大事な将来なのに、よく考えずに臨んでしまったからです。
本当に働きたくないなら、本当に就職活動をしたくないのなら、単に「やりたくない」って言うのではなく、その解決策を考えるべきだったと思っています。
就活をしていると、就活をすることや内定を得ることが目的になってしまうことがあります。
私はまさにそうでした。
就活はあくまで、自分の目指す将来をつくるための手段だということに気づけていませんでした。
新卒というのは基本的には一人一回しか使えないです。
だからこそ、慎重にやらなければならなかったと思います。
いま当時のことを振り返り、結局どうすればよかったのかが見えてきました。
就活したくないと思ったら考えるべきこと
就活したくないと思ったなら、なんでそうなのかを、じっくり考えることが必要だと思います。
考えられるのは以下のようなことでしょうか。
①就職活動をしたくない
②そもそも働きたくない
③やりたいことがある
それぞれ見ていきましょう。
まず、①の「就職活動をしたくない」です。
これはエントリーシートとか面接がめんどくさいとか、そういう理由が考えられます。その一方で働くのは別にいいと思っているということでもあると思います。
また、これまで何かに取り組んできた経験などが少なく、アピールできることがないなどもあると思います。
次に②の「働きたくない」です。
これは就活する以前の問題だと思います。
就活は働く会社を見つけるための手段なので、働きたくないなら、そもそも就活することは、自分の意志に反すると思います。
最後に③の「やりたいことがある」です。
もし、この思いがあるのであれば、自分の気持ちを優先して、期限を決めて挑戦してみる方がいいと思います。
せっかくやりたいことがあるのに、その意志に反して違うことをする必要は全くないと思います。
上記のようなことは、みなさん自身も考えたことがあるかもしれません。
そのため、「お金のためには必要なことだから我慢するしかない」や「そんな簡単に就活しない道を選べたら苦労しない」と思うことでしょう。
私自身もそうでした。結局私は、不安な感情に負けてしまい、自分の納得する道を選択せず、ものすごく後悔しています。
もしあの時に戻れるなら、休学して海外に行ってみたり、就活でうまくいかないときには、大学院に進学する、アルバイトをしながら英語を勉強するなどの選択肢があったと思います。
就活以外に考えられる選択肢
就活したくないなら、自分がいま望んでいることは何なのかを考えることが重要だと思います。
例えば以下の選択肢があると思います。
①休学する
②大学院に進学する
③既卒で就活する
まず①の「休学する」です。
私は、どうしても就活に対して気持ちが向かないのであれば、考えてみるべきよい選択肢だと思います。
例えば、就活でアピールできることがないと感じたのなら1年間何かに打ち込む期間を得ることができます。
また、自分にやりたいことがあるなら、それに挑戦することもできます。
仮に失敗したとしても、新卒で就職活動をすることができるので、メリットが大きいと思います。
具体的には、資格をとったり、自分で稼ぐ方法を模索したり、日本で行ったことのない場所や海外に出てみるなど、いろいろな選択肢があります。
ただし、何もしないで過ごすなら意味がないので、再考すべきだと思います。
次に②の「大学院に進学する」です。
自分が学部で学んだことをさらに深く研究したいと思ったら、よい選択肢だと思います。
ただし注意があるのは文系の大学院の場合は、場合によっては不利になる可能性があるということです。
そういうリスクを念頭に置いておくことも重要だと思います。
最後に③の「既卒で就活する」です。
これはあまりメリットがないと思います。
ただ、もう就活が中盤から後半にかかってきていて、やっぱりやり直したいと思うかもしれません。
休学できれば、その方がよいと思いますが、休学するにもお金がかかるのでこの選択肢もあると思います。
ただし、既卒でも自分が行きたい会社が募集しているのか確認する必要はあります。
基本的に卒業から3年以内は受け入れてくれるところが多いですが、新卒でしか取らないところもあるので、注意が必要です。
就活するしかない場合
時間や金銭の都合から、休学や進学などは考えず、就活しなければならないという方も多いと思います。
そういうときは視点を変えて就活に臨むとよいかもしれません。
例えば、行きたい会社を選ぶのではなく、できそうな職種から選ぶというものがあります。
職種というのは、営業職、システムエンジニア、バックオフィス(総務、経理、人事など)などです。
行きたい会社は特にないなら、この方法で選ぶのもよいと思います。
新卒で入社するなら、ネームバリューとかではなく、長く働いていけそうなところを選ぶべきだと思います。
ただし、日本は総合職採用なので、希望通りの職種につけない可能性があります。
なので、面接の時に「この部門以外なら働きたくない」と言ってしまうと、落とされる可能性があります。
ただ、私の経験から極度に苦手なところは除外すべきだと思います。
全く苦手な分野だと、入社してから精神的に苦しくなったりしてしまうので、希望を受け入れてくれる会社を探した方がよいと思います。
もうひとつは就活する際に読むといい本を紹介したいと思います。
就活が本格的にはじまる前に読む方がよいですが、はじまってからでもぜひ読んでみて欲しい本です。
『傷口から人生。メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった』(幻冬舎文庫)
私は4年生の7月頃に読みました。
読んでみると自分に当てはまるようなところが数多くありました。
学生時代までのモヤモヤしたものを取り除いて就活しないと、私のような思考に陥って、就活に満足に取り組めない状況になってしまいます。
ぜひ、1度読んでみてください。
いかがだったでしょうか。
もし就活が嫌なら、自分がどんな状況で、どんなことを望んでいるのか、考えてみてください。
何か参考になっていれば嬉しいです。
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