「簿記2級に早く合格したい。」
「毎日、仕事で忙しいけど、効率よく勉強して合格したい。」
このように思っている方はいらっしゃいますか。
私は、仕事をしながら、約4ヶ月で簿記2級に合格することができました。
そこで今回は、簿記2級に効率よく合格するために、私が意識していたことを紹介したいと思います。
①圧倒的な量をこなすための時間を確保する
まず、簿記2級を勉強する上で、これは絶対条件です。
最低でも平日2時間、休日は5時間くらい時間を作れるとよいと思います。
私も覚えるのにかなり時間がかかるタイプなので、多くの時間を費やす必要がありました。
平日は、通勤中に1時間、昼休みに40分、帰ってきてから2時間ほど、勉強しました。
休日は、休憩をはさみながら、6時間程度は勉強していまいした。
簿記2級の取得にはだいたい300時間以上必要とされるので、約4ヶ月で合格するためには、
やはりこれくらいの量の勉強が必要だと感じました。
②使用教材
私が使用した教材は以下の通りです。
①ふくしままさゆきさんのYouTube動画
②みんなが欲しかった「簿記の教科書」(商業、工業両方とも購入)
③みんなが欲しかった「簿記の問題集」(商業、工業両方とも購入)
インプットはふくしままさゆきさんがYouTubeで出されている講義動画を中心に勉強するのが非常に
おすすめです。必要に応じてノートまとめをするのもよいと思います。
「簿記の教科書」は細かいところの確認などに使いました。
そして「簿記の問題集」で演習を積むといった感じです。
簿記の教科書にも演習問題はありますが、基本レベルなので、問題集で本試験レベルの演習を
積む必要があります。
③どの論点から勉強するかを決める
私が簿記2級を勉強するにあたり、最初にしたことは、出題範囲を確認して、どのように勉強して
いくかを決めたことです。
簿記2級の中でも、かなり難しい論点と、比較的易しい論点があります。
そのため、自分にとって、やりやすいところからやるとよいと思います。
私の場合は、簿記3級の範囲やその延長の部分、2級では易しめの論点から勉強をしました。
私が最初に勉強するものとして、おすすめするのは以下の論点です。
①株式に関する論点(株式の発行や剰余金の配当・処分等)
②税金
③商品売買
④手形・電子記録債権
⑤引当金
⑥研究開発費とソフトウェア
上記の論点は、3級の延長にあるものと、2級でも易しめの論点です。
私が、最初に取り組みやすいところからはじめるのをおすすめしている理由は、
できるところが増えると、モチベーションの維持につながるからです。
簿記2級は範囲が広く、難易度も高いです。
そのため、最初から順番にやると、途中で難しい論点にぶつかり、嫌になってしまう可能性があります。
また、難しい論点を後回しにして、十分に時間をかけてやりたいという意図もありました。
そういった意味で、勉強を始める前に、自分にとってやりやすい範囲を見つけるとよいと思います。
④難しい論点ほど、試験に出やすいと考える
この考え方は、簿記2級のみならず、全ての試験に当てはまることだと思います。
試験では、まぎらわしいものや、難易度が高いものが出やすいです。
難しい論点を勉強するのはとても苦痛ですが、逆にそれができるようになれば、試験で合格できる
可能性は高くなります。
私が簿記2級を勉強していく中で、まぎらわしいと感じたり、難しいと感じた論点は以下の通りです。
①繰越利益剰余金の処分
②固定資産
③有価証券(特に端数利息、有価証券の売却、評価)
④外貨建て取引
⑤税効果会計
⑥連結会計
先ほども書いたように、私は、上記のような難しい論点を後回しにして、最後に集中的に演習を積みました。
やはり、難しい論点は記憶に残すのが難しいので、最初にやると忘れてしまう可能性が高くなり、
余計に時間がかかってしまう可能性があります。
もちろん、演習を積んでいけば、しっかり理解できるようになるので、短期記憶から長期記憶になります。
最後に回すのは、あくまで、集中的に取り組み、一気に苦手を克服したいからであって、試験前の一夜漬けのように短期記憶をつくるためではないので注意してください。
⑤すぐにできるようにはならないと思っておく
これは少し精神論的なものになりますが、簿記2級の合格に一番必要なものだと思います。
私の場合、「有価証券」の範囲ができるようになったと思ったら、「繰越利益剰余金の処分」の
やり方を忘れてしまったり、商業簿記に目処がついたので、工業簿記に重点を置いたら、
商業簿記が全然できなくなってしまった、という経験を何度もしました。
現在、すでに簿記2級を勉強されている方の中でも同じような悩みを抱えている方がいるかもしれません。
でも、決して勉強をやめないでください。
その状況はとてもつらいですが、勉強を続けていると、いつか必ずできるようになります。
なので、いま出来なくても過度に落ち込む必要はないです。
勉強を続けていれば、必ずできるようになる日が来るので、ぜひ最後まで勉強を続けてみてください。
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