「だいぶ簿記2級の問題が解けるようになってきたから、そろそろ受験しようかな」
また、
「1回目の受験で落ちてしまって、どうしようか困っている」
このように思っている方はいらっしゃいますか。
私は勉強開始後3ヶ月ほどたった頃、1回目の受験をしましたが、その時は51点で不合格でした。
今回は、1回目の受験までの勉強内容と不合格になってしまった原因について書きたいと思います。
1回目の受験までの戦略
私は、簿記2級を受験するにあたり、なるべく早く合格できるためにはどうすればよいかを考えました。
具体的には、大門が5つあるので、どこを得点源にするかを考えました。
ネット等で情報を収集した結果、大門1、4、5で満点をとる戦略を立てました。
なぜ、この3つを選んだ理由は以下の通りです。
まず、大門1は、基本的な仕訳が出題され、かつ20点も取ることができるからです。難易度が高い2級では、この大門で得点を稼ぐことは必須だと思いました。
次に、大門4、5は工業簿記なので、解き方さえ覚えられれば、得点源にできるところだと思い、入れました。
一方、連結会計や財務諸表の作成は難易度が高いと判断し、2つで10点取れればいいと考えました。
これでちょうど70点の配点になるので、この配点を目指すことにしました。
具体的な勉強方法
次に、戦略を立てた後、どのように勉強したのかについて書きたいと思います。
まず、大門1の対策として、全ての仕訳を完璧にすることを目指しました。問題集のそれぞれの論点を何回も解いて、わからない仕訳はない状態を目指しました。
次に大門4、5の対策のため、毎日、工業簿記の勉強をしました。
この時に意識したのは、ある程度の理解で何回も繰り返すことです。
やはり慣れていないうちは、どうしても理解するのに時間がかかってしまいます。
私も2回、3回やっただけでは、全然覚えられなかったので、何回も繰り返し勉強しました。
最後に、大門2と大門3の対策を少し行いました。
ここまで読んでいただいて、少し感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、全体的に理解が不十分という印象があったと思います。
後にも書きますが、この勉強法は甘かったと言わざるを得ないと思っています。
なぜなら、結果的に試験に落ちてしまったからです。
1回目の受験で不合格
こうして、戦略をもとに勉強し、受験の日を迎えました。当時の心境は「なんとかなる」です。
本当に甘かったと言わざるを得ません。
実際、試験前日に、工業簿記でやってないところがあることに気づき、急いで勉強するなど、
かなりやばい状況でした。
試験結果は51点。
結果を見た瞬間、すごく絶望したのを今でも覚えています。
戦略の中でうまくいったのは、大門1のみ、それでも1問落として16点でした。
大門4では、奇しくも、試験前日にやった範囲が出題され、10点以上落としてしまいました。
また、大門5では、やったことのない問題が出題され、理解が不十分だったこともあり、対応できずに3点しか取れませんでした。
大門2、3は案の定、両方とも10点もとれませんでした。
帰りの電車でとても絶望していましたが、このまま諦めることはできないと思い、再受験を決意することになります。
再受験に向けての戦略の立て直しと2回目の試験については、また次回書きたいと思います。
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